Warning: The magic method InvisibleReCaptcha\MchLib\Plugin\MchBasePublicPlugin::__wakeup() must have public visibility in /home/mukuproject/mukunoieinnocent.com/public_html/wp-content/plugins/invisible-recaptcha/includes/plugin/MchBasePublicPlugin.php on line 37
イノセントとは | 一般社団法人イノセント

イノセントとは

私たちイノセントは、誰もが自分らしく生きていける社会を目指して活動しています。

たとえ障害があったり、ドロップアウトせざるを得なくなったりしてもです。

そういった社会に居場所を失った人たちが生きていける場所、自由に羽ばたける場所、私たちはホームと呼んでいます。

イノセントとは無垢という意味です。生まれたばかりの赤ちゃんを思い浮かべてみてください。ひたすら生きようとしてしていませんか。

その純粋さを私たちはともすれば忘れがちになっています。

誰もが幸せになる権利を持って生まれてきたのです。

あなたは一人っきりではないのです。たとえ天涯孤独の身であっても。

イノセントが考える家族は、血の繋がりではありません。

誰もが安心して本音でぶつかりあえる、それが赤の他人であっても。

そういった社会ができることを望んで活動を続けています。

少しでも多くの人にご賛同をいただき社会にパラダイムシフトを起こしていくことが

私たちの目標です。それが高く遠くても。一歩ずつ階段を登っていきます。

イノセントのコンセプト

  • あなたの身近な大切な人。そのゼロ距離はあなた自身です。
  • 「困った人は困っている人」です。問題を起こす困った人は、実は本人自身が困っている人です。
  • 頑張らなくても良いのです。自分らしく活きることが大切です。
  • あきらめることが重要です。過去を引きずっていたら未来はつくれません。やり直しではなく新たなスタートです。
  • イノセントは居場所を失った人の安全基地=セカンドファミリーです。

家族とは

イノセントでは、家族再生をテーマに活動をしています。

本来、家族とは、目的の有無に関わらず信頼関係によって築かれる共同体を意味します。
それは、チームであり、目的達成のための役割分担がある機能集団とは異なります。

社会構造における縦社会の企業内などのピラミッドのトップダウン( ボスマネジメント)
ではなく、チームによる仲間意識が芽生える、また、確固たるリーダーとなるものがあるわけではなく
より近いもので言うとコミュニティ維持そのものが目的でそのための協力( 共同作業)する集団です。共同体はそのコミュニティによって発生した運命を共にするものです。

例えば仲間同士の飲み会でのトラブル発生時の対処にみられるように。また、子ども食堂等に見られるような性的な繋がりのないポランタリーな関係も含みます。

フランスの歴史人口学者・家族人類学者であるエマニュエル・トッドは家族を大きく分けて4つの類型に分けて日本はそのうちの直系家族であるといっています。

直系家族とは、子供のうち跡取りは成人して結婚しても家に残り、すべての遺産を相続するもので、跡取り以外の子供は他の場所での生活の道を選ぶ。戦前の日本の長子単独相続はまさにこの直系家族であり、家長としての父親に権威があるため、親子関係は権威主義的であり、兄弟間は不平等である。この直系家族に分類されるのは、日本、韓国、ドイツ、スエーデン、スコットランド、アイルランド、そしてユダヤの家族制度もこれであるという。
 すなわち、直系家族は、権威主義的であり、不平等主義的である。つまりファシズムの温床となりかねないということです。

戦後核家族化が急速に進んで、家族の形態は大きく変わってきていますが、根底にある権威主義的、不平等主義的な価値観は何も変わっていないように思われます。

昨今、血の繋がりがある家族が崩壊しつつあるように見えます。毒親、虐待、DV、モラハラ、離婚、引きこもり、家庭内暴力、経済破綻等の様々な問題が噴出してきています。血の繋がりという神話を信じ込み家族だから大丈夫というある意味、妄想でしかすぎません。

家族が崩壊するのは、ちょっとしたことであっという間に起きてしまいます。一度崩壊すると元に戻すことは不可能に近いです。血が繋がっていることがあえて憎しみが増すことになります。

家族とは、本来血の繋がりではなく、夫婦は赤の他人が一緒になったものですよね、親子関係にしても養子縁組の関係もありますし、同性婚というケースもあります。

 イノセントでは、家族の再生をサポートしていくとともに、新たな家族の形を提案していきます。それは血の繋がりではなく、本来の信頼関係によって築かれる共同体を構築していくことを目指しています。イノセント=セカンドファミリーです。

 一番良い例が宮崎駿監督のアニメ「ハウルの動く城」です。そのラストシーンでは、敵対関係にあった者も含めてある意味信頼関係で結ばれている集団=家族が描かれています。トップダウンの関係ではなくもっと緩やかな繋がりによって築かれた関係。そこには好かれることを求めない、自分が好きだから一緒にいるという関係です。これは血縁関係の家族にも当てはまることです。

ハウルの動く城 [ 倍賞千恵子 ]
楽天ブックス
¥ 4,653(2023/05/03 02:04時点)

幸せとは HappinessからWell Beingへ

 一般に、幸せは“Happiness”と訳されますが、これはあくまでも感情的で一瞬しか続かない幸せです。Well-beingは持続する幸せで、いま幸福学に関する論文の多くでもHappinessではなくWell-beingが使われています。

幸福学でいうところの「長続きしない幸せ」と「長続きする幸せ」ですね。長続きしない幸せとは、金、モノ、地位といった他人と比べることができる財を得たことによる幸せです。

 「ウェルビーイング」(well-being)とは、身体的、精神的、社会的に良好な状態にあることを意味する概念で、「幸福」と翻訳されることも多い言葉です。1946年の世界保健機関(WHO)憲章の草案の中で、「健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態(well-being)にあることをいいます(日本WHO協会:訳)」と用いられています。

最初にウェルビーイングが取り入れられたのは、福祉の分野で、従来の救貧的なウェルフェア(welfare=福祉)から、「より積極的に人権を尊重し、自己実現を保障する」という考えに転換されていきました。

心理学の分野では、マーティン・E・P・セリグマン博士が創設したポジティブ心理学が有名です。

 ポジティブ心理学では、個人や組織、地域社会、国家の繁栄度(flourish)の向上、具体的には、ウェルビーイングの構成要素である「PERMA」の向上による繁栄度の向上を目標としています。個人の人生・職業形成や、組織・地域開発、そして国家の政策において、「PERMA」のそれぞれのレベルを引き上げることで、繁栄度を全体的に向上させることを主眼としています。

セリグマン博士は近年、ウェルビーイングを測定する構成要素として、具体的に「PERMA」と略称される5つの要素を提唱しています。

  • P=Positive Emotion(ポジティブ感情)
  • E=Engagement(エンゲージメント、またはフロー状態を生み出す活動への従事)
  • R=Relationship(関係性)
  • M=Meaning and Purpose(人生の意味や仕事の意義、及び目的の追求)
  • A=Achievement(何かを成し遂げること。ただし「達成のための達成」をも含むため、必ずしも社会的成功は伴わなくてもよい)

 このようにwell-beingは、これまでの幸せ(Happiness)よりも幅広く、個人だけではなく企業などの組織、社会、国家までを含んだ概念として捉えられており、近年では、ビジネス分野で注目を浴びています。

ビジネスでウェルビーイングが注目されるようになった背景には、世界規模で起きている仕事に関する価値観の変化があると考えられています。

日本で言えば、かつては大企業に入って、高い給料をもらうことが成功だという価値観が蔓延していました。しかし、今は経済的な成功以上に、やりがいやライフワーク・バランスを重視する風潮が強まっています。

そのため、昔のように高い給与を出せば人が集まるといった採用活動が通用しなくなってきているのです。企業は採用活動に対して、大きな意識変革を迫られており、

今後、優秀な人材を採用し定着させていくために、一人ひとりの社員が「満たされた状態(=ウェルビーイング)」になれる環境を提供していかなければなりません。

それぞれの社員が満たされて働けることで、パフォーマンスの上昇や定着率の改善により業績がアップし、より優秀な人材が集める差別化ポイントになっていくでしょう。

巨大IT企業であるアメリカのGoogle社は、従業員の心理的安全性を保つことでウェルビーイングの向上を試みています。
Google社内のチームによる組織研究の結果から、従業員のウェルビーイング向上が、組織の生産性向上に重要であると結論付け、「心理的安全性」という要素に着目した生産性向上計画「プロジェクト・アリストテレス」を2012年より導入しています。

「プロジェクト・アリストテレス」の軸となる「心理的安全性」とは、対人関係においてリスクのある行動を取った際、それが受容される状態にあることを指します。
例えばチーム内で1人のメンバーが失敗をした時に、ネガティブな反応が返ってきた場合は心理的安全性が低く、失敗を受容し、フォローされた場合は心理的安全性が高い、という視点で「働きやすさ」を分析する考え方です。
企業内のウェルビーイング向上が、結果として生産性の向上にもつながるという考え方の具体例といえます。

イノセントが目標とする幸せ(well-Being)は、誰もが自分らしい生き方をして幸せを掴むということです。つまり自己実現ですね。経済的だけではなく、身体的に健康であったり、精神的にも充足し、対人関係においても良好な状態です。

SDGsを応援します

 SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称です。そもそもどう発音するかというと、SDGs(エス・ディー・ジーズ)です。最後はGoals(ゴールズ)の略です。

SDGsは2015年9月の国連サミットで採択されたもので、国連加盟193か国が2016年から2030年の15年間で達成するために掲げた目標です。17の大きな目標と、それらを達成するための具体的な169のターゲットで構成されています。

SDGsとは、世界共通の社会的課題にとりくみ、人類全体のウェルビーイング(幸せ)を達成するための国際的目標です。

 SDGsは、実はSDGsという名前で採択されたわけではありません。国連加盟国197ヵ国が全会一致で採択した文書の正式名称は,「Transforming Our World(我々の世界を変革する)」。すべての国が同意したことは、「我々の世界を変革する、トランスフォームする」ということなのです。

 トランスフォームとは、同じような意味をあらわす英語のChange(チェンジ)と比べると分かりやすいと思います。「色や形が変わるレベルの変化」という意味のチェンジに対して、トランスフォームは「原型をとどめないレベルでの変容」をあらわします。例えば、さなぎが蝶に変わるような全く違う存在になる、そんな変容です。

イノセントが目指している社会のパラダイムシフトもまさにこのトランスフォームです。

個人個人がトランスフォームしていくことで、社会そして世界は大きく変わっていくと思います。

私たちイノセントはこのSDGsに賛同し、行動していきます。

自己責任とペイフォワード

コロナ禍の中、自己責任と言う言葉が蔓延しています。何でもかんでも自己責任という言葉で片付けてしまっているように感じます。「いじめや痴漢の被害者」に対して「被害者本人も悪いから被害にあう」のだとか、「コロナにかかるのは自業自得だ」というような理不尽な自己責任論がまかりとおっています。日本社会の同調性や偏見・差別が、自分たちと少しでも違う人たちへ、悪い方向へ出てしまっているように感じます。

イノセントはマイノリティの人たちでも自由にいきられる社会へのパラダイムシフトを目指して活動しています。

「ペイ・フォアード」(Pay it Forward)という映画をご存知でしょうか。2000年に公開された映画です。

 日本でも人から受けた恩を返すという習慣は昔からありますが、「ペイフォワード」は、親切にしてくれた人にお返しをするのではなく、第三者にそれを返していく考えです。「恩送り」と訳されることもあります。映画では「世界をより良くする方法をみつけよう」という社会科の授業の課題で、中学1年生の少年トレバーが考えだした方法です。彼は3人の人に恩を送っていけば、それが社会を変えられると考えました。少年はさっそく身近な3人で試してみるのですが、親切にされた人はみんな初めすごく戸惑い、なかなかそれを素直に受け入れられません。しかし、ゆっくりと人の心を動かし、その善意の輪は家族、学校、社会と、次第に大きく広がっていくのです。

「ペイフォワード」の仕組みは、AがBに与える。BはAに恩を返すのではなくCに与える。CはAやBに対して恩を感じながら、つぎの世代へより多くのことを伝えていく。やがて社会には互いを思いやり、自然に後進が育ちやすい、ポジティブな循環が生まれます。

 イノセントでは、人材育成の方針としてこの「ペイ・フォワード」の考えが根底にあります。幸せをどんどん広げていくことによって、社会にパラダイムシフトを起こしていきませんか。

イノセントの活動の柱

●家族の再生

イノセントでは、家族の再生をメインに活動を行なっています。家族の問題は多々あります。離婚、DV、虐待、経済的破綻などなど、こうしたトラブルのポータル窓口になるとともに、家族のウェル・ビーイング実現のため、メンタル、健康だけではなく、経済的・社会的な問題までトータルでサポートしていくことが重要であると考えています。その中でも夫婦関係が重要なキーポイントとなるため幸せな夫婦関係構築に注力を注いでいます。

●ペイフォワードのための人材育成

私たちイノセントの活動を草の根的に広げていくために、人材を育成していく必要があると思っています。その第一歩として幸せ夫婦アドバイザーの育成、無垢の家プロジェクトの推進に取り組んでいきます。

無垢の家プロジェクト

イノセントでは社会に居場所を無くした人たちが自分らしく生きられる場所、私たちはホームと呼んでいます。ハウスではなくホームです。信頼関係で結ばれた集団=家族が集まれる場所、自分を取り戻せる場所。いつでも旅立つことができ、いつでも戻れる場所です。それは箱物だけではなく、ネット環境でもあったりもします。

 無垢の家とは自然と触れ合うことにより自分を取り戻すことができるグループホームであったり、社会に居場所がなく就職もままならない人たちが働ける場所であったり、イノセント版シェアリングエコノミーを実現できる場であったり。

実現に向けて協力してくれる方、寄付をしてくれる方を募集しています。

タイトルとURLをコピーしました