夫婦は赤の他人です

夫婦は赤の他人です

はじめまして「幸せ夫婦」アドバイザーで

一般社団法人イノセントのこーにゃんです。

タイトルの「夫婦は赤の他人です」をあまり悪い意味で捉えないでください。

赤の他人という言葉には、二つの意味があります。

ちなみに対人関係療法の第一人者である精神科医の水島広子先生は、「重要な他者」と呼んでいます。

一つ目は、そもそも夫婦は、ほとんどが「赤の他人」同士が好きになり

結婚という契約の形で一緒になったものですよね。

結婚に至るまでには恋愛を経て双方共に幸せな結婚生活を夢見ていたことでしょう。

25歳~35歳の働く男女に「理想の夫婦像」を聞いたWebアンケート調査では、

男性と女性で次のような異なる回答が出ています。、

女性では「恋人のようなラブラブな夫婦」、

男性では「一定の距離感を保った大人の夫婦」が理想の夫婦像と回答しています。

この結果、あれっと思いませんか。まるっきり反対のイメージじゃありませんか。

男性と女性ではこうも違うのです。

最初から違っているのですからお互い擦り合わせていかなければ、

その溝はどんどん広がっていくと思いませんか。

ましてや恋愛の賞味期限は約3年と言います。恋は盲目の時期です。

これって科学的にも証明されています。恋愛期間には脳内ホルモンである

フェニルエチルアミンという恋愛ホルモンが分泌されます。

このホルモン、モルヒネに似た効果があり、感情に安らぎを与え、

ポジティブシンキングへの変化ももたらします(悪いところは目に入らないのです)。

また同時に脳内麻薬と言われるドーパミンも分泌されます。

ドーパミンは集中力を高め、興奮状態を作り出します。

恋は盲目の盲目状態にさせるのは、このドーパミンです。

フェニルエチルアミンもドーパミンも持続期間は3年くらいと言われています。

言ってみればこの時期は、お互いヤバイ状態にあるのです。

好きっていう感情だけで突っ走れる時期です。

3年を過ぎるとだんだんと現実が見えてきます。相手の嫌な所も当然見えてきます。

嫌なところばかり見ているとドンドン嫌いになってきます。

「3年目の浮気ぐらい大目に見てよ」♫状態にもなったら大変です。

これでは、いけません。赤の他人に戻ってしまいかねません

そうです「夫婦は赤の他人です」は、気を抜くと、赤の他人に戻ってしまうという意味です。

結婚という契約に違反すれば契約違反ということで罰が与えられます。離婚という罰が。

契約なんかしていないとおっしゃる方いらっしゃいますか。

思い出してください結婚式で神様に誓ったでしょう。

「病める時も健やかな時も…愛し、敬い、慈しむ事を誓いますか?」と

結婚式で牧師から問われ、「はい、誓います」と誓っていますよね。

常に相手に好かれる努力を怠らない為にも忘れないでください。

「夫婦は赤の他人」だということ。

特に男性諸君、「釣った魚に餌はやらない」と豪語しているあなた、

いつか天罰が降りますよ。お気をつけて。

実は私も人のこと言えなんですよ。

努力を怠ってきたせいで夫婦関係の危機多々ありました。

ただいま再構築中です。ひとりきりにならないよう皆さんも頑張りましょう。

二つ目ですが、「赤の他人」ということは、

その生育歴や生活環境、教育も違うし、当然考え方や価値観もまるっきり違うということです。

まるっきり違うということは、あなたの価値観が通用しないということです。

当然自分の我を通そうとすれば、摩擦が起こるだけです。

お互いどこかで折り合って、お互いが納得できる着地点を見つけ出すことが重要です。

その為には、夫婦のコミュニケーションが重要ですし、

相手を知ることが大切です。何も言わなくてもわかってくれる

なんて言うのはまるっきりの幻想です。

あともう一つ「なぜ妻は、夫のやることなすこと気に食わないのか」(幻冬舎)の

著者で医師の石倉文信先生曰く、妻はエイリアンと言っています。私に言わせれば、夫はロボットです。

それくらい男性と女性は、違う生き物だということです。

かく言う私も妻の好きなもの好きなことが

まるっきりわかっていなかったことに最近気づかされました。

これまで妻は私の好みに合わせて、忖度してきてくれたのです。

彼女自身の服も、食事その他諸々全て私に合わせてきてくれたのです。

「えー」それを知った時、ショックと嬉しさと、申し訳なさとが入り交じった複雑な気持ち、さらには何で気付かなかったというある意味後悔の念が沸いてきました。「ごめんなさい、でもありがとう」俺ってバカだな。まるっきり幻想の世界で生きてきたようなものです。

いかに妻に関心がなかったのか。いかに我儘で甘ったれてきたのか。

と言うことに気づいたのです。今更ですが。

と言うことで皆さんもパートナーに関心を持ってください。

関心を持つことで相手のことをより理解し、良い部分も見えてきて

ドンドン好きになってくるはずです。

愛情とは、作り育てていくものです。

愛情をきちんと育てていかないと、怒りや憎しみといった負の感情になっていきます。そうなったら大変、何をしても、何を言ってもトラブルになってしまいます。

皆さんパートナーのことどれだけ知っているか、

一度考えてみてください。そして疑ってみてください。

一般社団法人イノセントでは、夫婦間のトラブル全般の相談、カウンセリングを行っています。

参考になる書籍を紹介しますね。

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